美しい髪で人生は変わる

コラム

2019.01.16

オーソドックスなカラーと白髪染めの違い

ファッションカラー(スタンダードなカラー)と白髪染め(グレイカラー)って何が違うの??

知っているようで知らないこの二つの違い

以前書かせて頂いた記事をリライト(書き直し)

してより分かりやすく、伝わるように書かせて頂きます

 

30越えると増えてくる白髪

どうにかしたいですからね(自分がそう。。)

 

ぜひぜひご覧くださいませ

 

今日はカータでも需要の多いメニュー

カラー

その中でよく聞かれる

オーソドックスなカラー(ファッションカラー)

白髪染め(グレイヘアー)の違いって何??

というお話

 

 

 

カラー剤の中は大きく分けて

脱色(ブリーチ)

着色(色を入れる)

2つの成分から出来ています

(+αトリートメント成分も)

 

ちなみに金髪にするブリーチは

脱色作用のみ

もの凄く明るくなりますが色は入りません

 

カラーは

明るくして、色味をいれる

この作業を同時に行っているので髪が明るくなって色が入ります

イメージ図解↓

これ黒髪の断面だと思ってください笑

 

この髪を赤っぽいカラー剤で染めたとします

黒髪を明るくして(黒 - 白い点)

色がはいるところをつくってから

色味を入れます

黒 - 白い点 + 赤い点 = ちょっと明るい ちょっと赤い髪

そんなイメージ

オーソドックスなカラーはこんな感じ

 

 

これが白髪の場合少し話が変わってきます

同じカラーで染めたとします

 

白髪も染めるところをつくるために明るくします

 

ですが元々明るいので分かりません笑 (白 - 白 = 白)

これに色を足していきます

 

白 - 白 + 赤

 

一見凄く赤が目立ちそうな感じに見えますが

赤-白-白

なのでものすごく薄くなります

実際はこのような感じで染まり切らずに浮いたような感じに。。

 

これで良い場合もありますが

やはり白髪はしっかり染めたい

なので白髪染めは

『濃い』造りになっています

 

濃い色と濃い色素で白い部分をしっかりと染める

ただ色が濃いだけだと浮くので正確には元々の髪にある色=ブラウンで馴染ませる

 

濃い色 -白 -白

 

引き算しても大丈夫な位濃く染めることでやっと周りと馴染むようになります

 

 

ファッションカラーと白髪染めの一番の違いは

 

『濃さ(ブラウンの濃さ)』

なんです(大体3倍位ブラウンが濃いです)

 

では濃いブラウンで染めるとどうなるのか??

しっかり白髪が染まるというメリットはありますがデメリットも出てきます


 

1.ダメージ

濃く染めるために薬剤の力が上がる=髪や頭皮に与える負担が上がります

市販の薬剤は誰にでも染められるように薬剤の設定をかなり強く作ってあるので、確かに染まりはするのですが頭皮はピリピリしやすいですし髪は痛みます

薬剤の力が強いので時間が経ったら髪のメラニンを沢山削るので色味が抜けると目立つ=退色しやすくなります

染まりをコントロールする=ダメージコントロール

最低限の負担でしっかり染めることが大切なんです

 

 

2.選択肢が狭い

色が濃いということは=暗くなります。色は暗くなると差が分かりにくくなってくるんです

 

明るさがあると差が分かるのですが

 

濃く暗くなると

 

はい

美容師でも差がよく分からなくなります笑

 

ベースはブラウン それに何色かを足して、しかも濃い

となると中々色の差を出すのは難しくなります

 

例えるならラッツアンドスター

このドーランメイクにどんなファンデ足しても、あまり目立たないですよね?

濃いと分かりにくくなるというのはそんなイメージです笑

 

白髪染めの色はそこまで選べないということはこういったことが原因

色が無いんじゃなくて、色の差が見えないんです

 

 

 

3.アッシュ マット系は合わない

これは濃いからというよりは白髪染めに関しての問題なのですが

髪に元々ある色なら馴染むのですが、髪に元々ない色は全然馴染みません

 

例えば全体白髪の方に濃い茶色で染めると

 

自然です(コレ真っ白のウイッグを茶色に染めてます)

 

例えば全体白髪に青で染めたとします

 

違和感しかありません笑

濃い色で染めても浮く というのもこういったことが起きるから

ブラウンをベースに何か色を足していくというのが自然に白髪を染める方法になるんです

 

髪に元々ない色

青 緑辺りは白髪染めには合わないので注意が必要

もしどうしてもアッシュ系マット系で染めたい

というご希望があるのでしたら多少白いのが浮いても大丈夫なデザインで染めてあげるといいかと思います

 


 

知ってそうで知らないこともあるファッションカラーと白髪染めの差

 
白髪染めに切り替えようかな~?

とお悩みの方へ考える参考になれば幸いです♪

 

白髪って本当に染まりずらいのでどうしても濃く暗くなりがち、ダメージも出易いのでデザインを重視したいならファッションカラーがよいかもしれません

裏ワザとして白髪の本数が少ないならファッションカラーと白髪染めを混ぜて何となくぼかす みたいな方法もあります

 

初めての白髪染めをどうしようかな?とお悩みなら一度カータスタッフにご相談ください

どんな染め方でも間違いじゃないですからね

一緒に答えを探していきましょう

 

 

この記事を書いた人
美容師橋本 16歳より美容を志し、得意技術はショートカットと髪を痛めない技術
豊富な知識と経験をもとに日々お客様のお悩みを解決
施術記事、美容コラムがメインでたまに趣味全開の記事を
あだ名は【モッティー】 兵庫出身 一児の父でもある
自己紹介Blog 

 

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